らんらん技術日記

日々の学習メモに

絵の練習成果 part1

前回、急に絵の練習開始を宣言してから一ヶ月以上が経過しました。
夏休みのどこかで一度ブログをアップしたいと思っていたのに、時間が経つのは早いものですね。
絵の練習は一応していたんですよ?
だいたい週3~5日ペースで1時間くらい練習しました。
休日だと、気分が乗れば3時間くらい描いていたこともあります。
思い付きで初めて、すぐに飽きていたというオチではないです!

というわけで、前回から画力がどれくらい向上したかを確認するため、スペシャルウィークを再度模写してみました。

練習の様子

スペシャルウィークを載せる前に、練習の様子を紹介します。
美術解剖図の模写を中心に取り組みました。

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美術解剖図の模写

デッサンも数回試してみたのですが、何が正解なのか全くわからないです。
たまたま立体的に描けると、少し達成感を得られることもあります。
とはいえ全然うまく描けている気がしないし、集中するから疲れるんだよなぁ。

逆にあんまりキャラ絵は描いていません。
スペシャルウィークは前回以来、8/8に一度だけ描いたぐらいです。
果たして、これで上達しているのでしょうか・・・?

練習の成果

それでは成果報告です。
前回と同じように線画でもいいのですが、カラーにした方が作品感が出ます。
せっかくなのでカラーで仕上げてみることにしました。
ibispaintの公式ガイドブックを参考に進めてみます。

ibispaint.com

ラフ画

まずはラフ画を描きます。
慣れないうちは鉛筆で書くことがおススメとあったので、素直に従うことにします。

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スペちゃん ラフ画

約1時間くらいかけて描きました。
時間はかかってしまったのですが、割といい感じじゃないですか!?
元絵の雰囲気は出ている気がします。

線画

ガイドブックによるとラフ画から線画を起こすようです。
2ページ程のボリュームで、さも常識かのように説明があります。
もう少し詳しく説明してくれよw
仕方がないのでYoutubeを見ながら挑戦してみました。

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スぺちゃん 線画

作成に約3時間かかっています・・・。
細部の形が整ったので、だいぶ綺麗に見えるようになりました。
でも全体のバランスはラフ画の方がよかったよなー。

カラー

カラーをつけて完成させます。
ガイドブックの説明は相変わらずざっくりですw
それでも線画の時よりは親切なので、なんとか頭で考えながらやってみました。

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スペちゃん カラー

約2時間かけて仕上げました。
どうでしょうか!?
どう見たってスペシャルウィークじゃないでしょうか?
自分でもここまでの完成度にびっくりです!

まぁ、ツールの力が凄いんですけどね。
レイヤーのクリッピング、ハイライトや影のつけ方等、お絵かきツールの持つ機能は偉大です。
自分で色を塗っていて感動しましたもの。
アニメキャラの眼はこうやって描いているのかー。

前回との比較

ここで前回の絵を再掲してみます。

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スぺちゃん 前回

なんか全然形が取れていないですね。
前回は前回で、頑張って描いたつもりなんだけどなー。

こうして比較すると、同じ絵を同じ人が模写しているとは思えないですね。
前回から着実に上達している気がします!
でも待てよ?
今回は同じ絵を2回目だし、制作にかけた時間が4倍も違います。(前回は1.5時間、今回は6時間)
試しに別の絵も描いてみました。

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スーパークリーク 線画

制作時間は2時間で、iPadのみで描いてみました。
前回と同じくらいの時間に収めたかったので、あまり詳細は描けていません。
それでもスーパークリークの雰囲気は出せているのではないかと思います。
努力の方向性は間違っていなそうです。
こうして成長を感じると、自信とやる気が出てきます。これからも頑張っていきます!

以上、練習成果の報告でした。

iPad Air購入&絵の練習開始

久しぶりの更新になります。
ここ最近の近況ですが、夏のボーナスでiPad Air(第4世代)を購入しました。
ストレージは64GB、Apple Pencilもセットで購入しました。
ストレージは64GBで十分なのか?
問題ありません。
なぜなら、インストールしたアプリはたったの4つ。
・ibis Paint X
・pixiv Sketch
Kindle
・オクトラ(Octopath Traveler 大陸の覇者)

他に何か使う予定もなく、ほとんどお絵描き用として運用しています!
このブログの主旨に沿えばiOSアプリを開発したいところですが・・・今のところ予定はありませんw

なぜ絵なのか

このブログでも定期的にゲームの話題を出しているように、僕はゲームが好きです。
とはいえ色々なゲームをやる訳でもなく、特にゲームが上手い訳ではありません。
単にボーっとゲームの世界観に浸るのが好きなだけですね。
一度始めると何時間も飲まず食わずで、ずっと集中してプレイできるので、我ながら相当好きなのだと思います。
仕事だと1時間も集中したら疲れちゃいますw

ゲームの世界を盛り上げる文化の一つに、ファンアートというものがあります。
ゲームの登場人物や世界観に合わせて、ファンが好き勝手に絵を描くやつです。
僕は絵心は全然ないので、他人の作品を見る度に「こんな風に描けたら楽しいだろうなぁ」と思うものです。
そんな中、コロナで家にいる機会が増えることになりました。
ただゲームをやっていてもいいのですが、他に何かやれることがないかずっと考えていたところ・・・

「そうだ、絵の練習を始めよう!」

と今に至るわけです。

現在の状態&学習方針

昔から絵を描いていた訳ではないので、正直何を練習すればいいのかわからない状態ですw
インターネットで情報を集めつつ、手探りで色々試そうかなと思っています。

模写

まずは他人の絵を真似るといいらしいので、模写に取り組んでいます。
試しにウマ娘スペシャルウィークを模写してみました。

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スぺちゃん?

なんか違いますね・・・。
これから上手くなる予定なので、見とけよ!
ちなみにウマ娘、現在はキャンサー杯が開催中です。
僕はグレートリーグ Aグループで決勝を決めました。
サイレンススズカ(逃げ)・オグリキャップ(先行)・グラスワンダー(差し)で、勝率5割ぐらいです。決勝はせめて2位にはなりたいなー。
ちなみにスペシャルウィークは持っていません。引換券は悩んだ挙句、オグリキャップに使いましたw

人体の構造理解

モチーフの構造を理解していないと、正しい形を取ることができないようです。
J・シェパードの「やさしい美術解剖図 人物デッサンの基礎」で、人の構造の理解に努めることにします。
www.amazon.co.jp

実際にやっていることは上記の模写と同じですが、こちらは鉛筆絵です。

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美術解剖図の模写

デッサン

絵を志すものにとって、最も基本的な練習方法のようです。
絵を描くための力、モチーフを観察するための力の両方を効率的に鍛えることができるようです。
・・・とのことですが、素人がいきなりデッサンやるのは無理じゃない!?
どうやればいいのか全く検討がつかんのだけど。
幸いにも、デッサンの方法を紹介してくれているYoutuberがいるので、参考にして取り組んでみたいと思います。便利な世の中になったものだ。

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初めてのデッサン

試しに1回書いてみたけど、これでいいのだろうか?
ダメ元で何度かトライしてみたいと思います!


今回はこんなところで。
もう少し上手くなったら、簡単な絵を交えつつ、技術を紹介するようなブログにできたらと考えています。

古くなったDVDのデータを復旧!

冬休みで実家に帰省中、両親からある頼み事をされました。
「このDVDに保存したビデオ、見れなくなってしまったの。なんで見れなくなったのかわかる?」

渡されたDVDは、Fujifilme製のDVD-Rでした。

とりあえずDVDデッキに入れてみるも、特に反応なし。
それならばと、パソコンで中身を確認すると・・・どうやら空のディスクのようです。しかも容量は0バイト。カラス避けの円盤かな?

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念のため汚れもふいたのですが、効果はありませんでした。
・・・これは長期戦の予感です。
「家に戻って調査してみるわ! パソコンには詳しいから任せといてよ」
と帰宅の途に着いたのでした。

データが読めない原因

意気揚々と帰宅したものの、DVDのことなんて全く詳しくありません。
小さなプライドを死守すべく、グーグル先生に助言を求めます。

その結果、
DVD-Rの経年劣化が原因ではないか
という結論に至りました。
サイトによってまちまちですが、DVD-Rの寿命は3年~10年ほど。
DVD-Rの記録のメカニズムは、ディスク表面についている蛍光塗料を焼くことのようです。蛍光塗料の有無で、レーザー光の反射強度が変わるので、それでビットのON/OFFを判定するようです。「DVDにデータを焼く」なんて言い方をしますが、ここから来ている表現のようですね。当然のことながら、品質が低いDVDライターで焼いた場合には、データの劣化が激しいようです。

経年劣化を疑ってDVDの表面を見てみると、ディスク表面に怪しい歪みがありました!

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矢印で示した部分は、DVDの物理的な構造のうち、リードインと呼ばれる領域に含まれていそうです(確信なし)。リードイン領域の役割の一つが、DVD内のデータの構造を記述することです。以上より、

DVDドライバがリードイン領域を正しく読み取れなかったので、データ構造を把握できなかった

ことが今回の原因だと思われます。

参考:DVDの構造について
www.cqpub.co.jp


データの復旧方法

IsoBusterというソフトを使って復旧しました。
www.isobuster.com


IsoBusterの基本的な使い方は、以下のサイトが参考になると思います。
jisaku-pc.net


簡単にですが、IsoBusterによる復旧メカニズムに触れておきます。
はじめにディスク全体のデータをバイナリとして読み込みます。読み込んだバイナリから、ファイルシステムやファイル識別情報と思われる部分を探し出し、ファイルの抽出に繋げます。ファイルの一部が破損している場合は、簡単なエラー訂正等も行うようです。

実際に使ってみます。
壊れたDVD-Rを選択すると、ファイルシステムが見つからないと表示されます。

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仕方がないので「try a search for missing files and folders」を押します。
全セクタの読み込みが開始します。僕の環境だと10分程かかりました。

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スキャンが完了しました。

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ファイルの識別情報から、3つのファイルを探し出したようです。このうち、一番サイズの大きなファイルが今回のターゲットです。ファイルを右クリックし「Extract」を選択すると、個別ファイルとして保存することができました。
後は適当な動画プレイヤーで再生します。

無事、ビデオを見ることができました!!

最後に

ビデオが見れたことを両親に報告すると、とても喜んでくれました。
よかった、よかった。
僕のプライドも守ることができました。
よかった、よかった。

とはいえ、今回はラッキーだった気がします。もう少しアクションが遅かったら、経年劣化が進み、データの復旧はできなかったかも・・・。家にある他のDVDも、定期的にバックアップしとかないとなー。

以上です。

iPhone 8のフロントパネルを交換

僕のスマホiPhone 8なのですが・・・
つい先日の落下事故により、フロントパネルにトドメをさしてしまいました。
これまでも少しヒビはあったけど、今回はさすがに無視できない状態です。
ゴメンよー。
(写真は交換後、他のカメラ用意するの面倒なので)
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さて、Appleの公式ページによると、フロントパネルの修理料金は16400円です。
高い。。。
高いだけならまだしも、データを消されるのが面倒です(主にLineが)。
そもそもデータ消す必要ってあるのか?
プライバシーうんぬん言ってるけど、iCloud運営しといて何かの冗談だよね??
絶対、修理に失敗した時の言い逃れ用だと思う。

他、非公式の修理サービスだとデータを残してくれるようです。
値段は7000円だし、良い感じ。
でもなー。
ようわからん謎の業者に預けるってリスク高くない?

というわけで、自分で修理してみることにしました!
腕に自信はないけど、謎業者に預けるのとリスクは変わらないでしょ。
最悪壊れたときは、新しい iPhoneを買いなおそう(バックアップはしておきます)。

修理しました

分解工房のウェブショップから、以下の修理キットを購入しました。
値段は7480円です。
www.bunkaikoubou.com

選定理由は次の通り。
・工具がついてくる
・修理するための動画を公開している
Amazonの格安キット(3000円)は信頼できなかった

注文してから4日程、ものが届きました!
意外と梱包はきれいです。
予想はしていたけど、純正品ではありませんでした。
少しクオリティは劣りますが、十分に許容できます。

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実際の修理の流れは、分解工房のHPでご覧ください。
わかりやすくできているので、見様見真似できると思います。
不満点があるとしたら、届いた工具よりも良い工具を使っていることです。
同じ工具でやってくれると助かるんだけどなー。


僕は2時間くらいかけて完成しました!
手先が器用な人なら、1時間以内に終わると思います。
不器用な人でも、普段からパソコンを触っていれば大丈夫では。
(全くの機械音痴は知りません・・・)
ただし、 想定外のトラブル はつきものです。
自分で修理するときの注意点ですね。
僕の場合、フロントパネルのネジが錆びついていて、部品を外せないという事態に遭遇しました。
ネジを無理やり回すとネジ穴がだめになるので・・・
必要な部分を救出するために、破棄予定の部品をニッパで切断し、なんとか解決しました。
理想通りにはいかないものですね。

交換後の使い勝手ですが、まぁまぁってところです。
なんとなくスクリーンが青みかかった気がすること、
ホームボタンが少し浮き出た気がすること、
なんか違和感はありますw
正式な方法じゃないので仕方ないですw
それよりもスクリーンが直ったこと、その喜びが圧倒的に大きいです!
満足できる買い物だったと思います!

その他、iPhoneの中身に言及

いうてあんまり詳しくないので、一点だけ紹介です。

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iPhoneのフロントパネルの裏面、四角色のマークが書かれていました。
これはデータマトリックスというやつですね。
あまり聞き慣れない単語と思いますが、QRコードの仲間です。
QRコードデンソーが開発した技術ですが、フリーに一般公開したことから、(主に日本で)使用が広まったと言われています。
データマトリックスは、ID Matrix社が開発した技術で、ライセンス料が必要です。
アメリカで普及しているとは聞いていましたが、こうして iPhone の部品管理にも使われているんですね。
とまぁ、個人的にちょっと感激した話でした。

以上です!

Gitのコードを読む:code of conduct(行動規範)

前回、C言語の勉強材料としてGitを選択し、ビルドの完了までをやりました。
さて、ここからどう学習を進めようかとプロジェクトを眺めていると、
不思議なタイトルを持つ文書を見つけました。

CODE_OF_CONDUCT

code of conductとは、日本語訳で行動規範となります。
中身をぱらっと見ると、
このコミュニティの参加者はどう振る舞うべきなのか、規律を乱す者にはどう対処するか、
等が書かれているようです。

・・・オープンソースの文化って凄いですね。
こんなことまでプロジェクトに入れる必要があるのでしょうか?
気になってきたので、もう少し深堀したいと思います。
(もはやC言語とは何も関係ないですねw)

Contributor Covenant

CODE_OF_CONDUCTを最後まで読むと、出展元が書かれていました。
Contributor Covenantが出展元のようです。
日本語訳でコントリビュータ行動規範となります。
あまり聞き慣れない単語なので、何かをググってみると、以下のページが出てきました。

Contributor Covenant:

どうやらContributor Covenantとは、オープンソースコミュニティにおける行動規範を示すための、一種の社会運動のようです。ページの内容をかいつまんでみると、

  • 誰にでも受け入れられる言葉づかいをしよう
  • 異なる意見を尊重しよう
  • 性別や人種、宗教等による差別はやめよう
  • 個人への攻撃はやめよう
  • 行動規範に違反する行動は、プロジェクトに報告してくれ

といった感じでしょうか。
よくもわるくも今風なこと言ってるなーと感じるのですが・・・
オープンソースという性質を考えると、大切なことなのかも。
世界中から様々な人がプロジェクトに参加する可能性があるため、
自分では冗談のつもりでも、相手には間違って伝わるかもしれないし。
とまぁ、僕が色々推測してもあまり意味がないですね。
素直にホームページのトップあたりを読むことにします。

www.contributor-covenant.org

(めちゃくちゃ意訳してます)
オープンソースコミュニティはインターネットと供に発展してきたが、女性や人種、マイノリティに対して、差別的な発言に出くわすことがある。
時にはコミュニティメンバの意に反して、マイノリティを傷つけているケースもある。
この問題を解決するには、全ての人を等しく歓迎し、相互理解を促進する雰囲気作りが必要である。
Contributor Covenantに賛同して、多様性に配慮したオープンソースコミュニティを築きませんか?

僕の推測もそれほど間違ってなさそうです。
ちなみにContibutor Covenantの発案者は、Coraline Ada Ehmkeという方のようです。
アメリカ・シカゴ生まれのソフトウエアエンジニアです。
CoralineがContibutor Covenantを発表したのは2014年です。
意外と最近の話なんですね!

Code of Conflict

Contibutor Covenant、素晴らしい考え方なのですが・・・
中には反対意見もあってもいい気がします。
というかグーグルの予測検索に criticism が出ていたので、きっとあるんだろうなと。

ググってみたところ、以下の興味深い記事を見つけました。

hub.packtpub.com

記事では(少し前の)Linuxコミュニティの行動指針 Code of Conflictについて触れています。

Code of Conflictの特徴は、批評や批判を推奨していることです。
Linuxコミュティでは、現在に至るまでメンバ間に多くの争いごとがあったようです。
メンバ全員がLinuxを素晴らしいものにしたいからこそ、争いごとが起きるのであり、その歴史が今のLinuxを作っているのだと。

しかし2018年、LinuxコミュニティはCode of Conflictを破棄しています。
代わりに、現在ではCode of Conductを採用しています。
Code of Conductでは、批評や批判を推奨する記述は削除され、代わりにメンバ同士の協調を説いています。


いやー、時代の流れを感じますね!
まとめにはいりますが、
僕は Contributor Covenantの運動は、即効性のあるものではないと思います。
文書を一つ追加したところで、ほとんど何も変わらないでしょう。
それまで非難してばかりの人が、急に広い心の持ち主になるわけがない。
どちらかといえば、人々に「気付き」を与えるためのものだと考えます。
少なくとも、プロジェクト内の Code of Conduct を見つけた人に対しては、
「今日は言葉使いに気を付けてみるか」
といった気持ちを抱かせる効果はありそうです。
それだけでも、この運動には価値があると思います。
長い年月でみたときに、その小さな積み重ねが社会を変えていくのかもしれませんね。
Contributor Covenantの今後の動きに注目です!


以上です。
今回はプログラムに関する話ゼロなので、次回は何かしら触れたいなー。

UbuntuでGitをビルド

ついに夏休みが終わってしまいました。
結局、夏休みの成果は自宅PCにUbuntuを導入しただけでした。
ほんとは、ここから色々やる予定だったのになー。

さて、今回の話題はそのやりたかったことの一つです。
Gitのビルドに挑戦しました!

というのも、先日読んだC言語の本「Cプログラミング専門課程」の一節が印象的だったからです。

プログラムの勉強をしたいなら、どんな参考書を読むよりも、生きたコードを見るのが一番。
書籍で紹介できる事柄には限界があるから、どうしても実際のコードには敵わない。
そしてコードを読むなら、社内の手近のコードだけでなく、世界の優れた技術者のコードを参考にしよう、と。

まぁ、どこかで見たことがあるような、ありふれた考え方だとは思います。
そういえば、学生の頃に教授も同じことを言っていた気がします。
しかし、今の僕には妙にこの一節が刺さりました。

優れた技術者といえば、僕は真っ先にLinus Torvaldsを思い出しました。
なんといってもLinuxの開発者です。
しかし、いきなりLinuxを読むのは大変そうです。
少しレベルを落としたところから始めたいところです。
というわけで、勉強の題材としてGitを選んでみました!

Gitのビルド手順

以下の手順で進めます。

  • Gitのソースコード取得
  • 依存関係のあるライブラリの取得
  • ビルドする

以下のページを参考にしています。
qiita.com

Gitのソースコード取得

Githubにプロジェクトが公開されています。

github.com

本当ならGitコマンドで落としたいところですが・・・
Gitをビルドするために、Gitを入れるてなんか変ですよね?
コンピュータサイエンス的には全然ありだと思うのですが、ビルドに成功した時の感動が薄れそうな気がします。
というわけで僕はFirefoxを使って、zipファイルで落とすことにしました。
Linux的にはコマンドラインでやるのが正しい気もしますが、こだわりません)

取得したzipファイルは、unzipコマンドで解凍します。

依存関係のあるライブラリの取得

Gitのプロジェクトフォルダを見ると、INSTALLというファイルがあります。
このINSTALLを見ると、依存関係のあるソフトを知ることができます。
ソフトには必須のものとオプションのものがありますが、基本はオプションもあった方が良さそうです。

ソフト 要件 説明
zlib 必須 ファイルの圧縮に使用する
ssh 必須 ネットワーク経由のpushやpullに使用する。Ubuntuでは標準搭載。
Perl オプション svnリポジトリとの対話など、一部機能で使用する。Ubuntuでは標準搭載。
libcurl オプション git-http-fetch, git-fetchに使用する。またIMAPSSL認証にも使用する。
expat オプション git-http-pushに使用する。curlと機能的に似ているから、不要かも。
wish オプション Gitの情報をGUIで表示する。
gettext オプション 言語情報の取得に使用する。ない場合は英語になる。
Python オプション Perfoceとの連携に使用する。

その他、Gitをコンパイルするためにgccとmakeも必要になります。

さて、Ubuntuではパッケージ管理ソフトとしてaptを使うのですが・・・
上に挙げた名称でサーチをかけても、何をインストールすればいいかわかりませんでしたw
以下のサイトを見ながら、必要なソフトが含まれるパッケージを探す、というのが正攻法なのかな?

packages.ubuntu.com


僕が試したところ、以下のコマンドで必要なソフトが揃いました。

sudo apt install gcc
sudo apt install make
sudo apt install libcurl4-gnutls-dev
sudo apt install libssl-dev
sudo apt install zlib1g-dev
sudo apt install libexpat1-dev
sudo apt install tk
sudo apt install gettext

ビルドする

お待ちかねのビルドです!
Gitのプロジェクトトップで、makeと打ちます。
ビルドに必要なソフトが揃っていれば、しばらくの間メッセージが流れます。
エラーメッセージが出た場合、適宜ソフトの更新や追加を行いましょう。

ビルドが完了すると、gitの実行ファイルが生成されます。
僕の環境では、だいたい5分くらい要したでしょうか。
比較的小規模なプログラムだと思っていたので、こんなに時間がかかることに驚きです。
改めて確認してみると、確かにファイル数は多いですね。

生成されたgitを実行すると、通常のgitと同じメッセージが出ます。

usage: git [--version] [--help] [-C <path>] [-c <name>=<value>]
           [--exec-path[=<path>]] [--html-path] [--man-path] [--info-path]
           [-p | --paginate | -P | --no-pager] [--no-replace-objects] [--bare]
           [--git-dir=<path>] [--work-tree=<path>] [--namespace=<name>]
           <command> [<args>]

These are common Git commands used in various situations:
(以下略)

しかし「git init」をすると、テンプレートがないとかでワーニングが出ます。
何か設定が必要なのかもしれません。

以上、今回はビルドを通したところで、区切ろうと思います。
それにしても、自前のLinuxマシンを持つのはいいものですね。
大学時代の研究室はLinuxでしたが、色々制限があったので、あまり良い印象はありませんでした。
こうして自分で好きなように使えると、少しLinuxの面白さがわかった気がします!

自宅PCにUbuntuを導入してみました

夏休み前、今年の夏休みはいろいろ開発するぞーて誓いを立てました。
そしてほぼ何もしないまま、夏休み最後を迎えました。
ダメエンジニアとしてのテンプレというやつですw


そうはいっても、このまま何もしないのもあれなので・・・

自宅PCにUbuntuを導入してみました!

きっかけとしては、なんだかんだでLinuxがあると勉強や開発が捗りそうと思ったからです。
チュートリアルLinuxによる方法を紹介しているのに、
わざわざWindows流の方法を調べるのも馬鹿らしいというか。
Ubuntuを選んだ理由は、大学時代の後輩の影響ですw

以下、備忘録として残しておきます。

Ubuntu導入の要件

はじめにUbuntuを導入するにあたっての個人的な要件です。

  • 今持っているパソコンで動くこと
  • Windowsとのデュアルブートに対応すること
  • Ubuntu用に専用ストレージを用意すること
  • Ubuntu用に用意したストレージの一部を、汎用のデータストレージにできること

要約すると、Ubuntuのためにコストをかけたくない、ということです。
僕は基本的にWindowsを使っているので、Ubuntuはたまに起動すればいいかなって感じです。
ストレージを新規購入するのは、今あるデータが壊れると嫌だからです。
本当は今あるストレージの一部をUbuntuに割当てられるといいのですが。
ストレージの購入は仕方ないので、ついでにデータ容量も拡張しておくか、といった目論見になります。

Ubuntu導入の手順

次の手順で進めます。

  • ストレージを用意する
  • インストール用メディアを用意する
  • Linuxをインストールする

ストレージを用意する

まずUbuntuのインストール先のストレージについて検討します。
Ubuntuのサイズは10GB程なので、今時のHDD/SSDであれば十分事足りると思います。
僕のパソコンでは、Ubuntu導入前は以下のハードウエア構成になっていました。

項目 メーカ 製品目 備考
マザーボード ASRock B450M STELL LEGEND
CPU AMD Ryzen 5 3600
グラボ msi GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC
メモリ crucial 16GB
SSD crucial NVMe, 500GB, Windows10用
HDD SEAGATE SATA3, 2GB, データ用

ここにNVMe対応のSSDを追加したいところですが・・・
マザボ「B450M STELL LEGEND」に搭載している2つのM.2用スロットのうち、
一方はNVMeに対応していますが、
他方はSATA3に対応しているようです。
こんな落とし穴があるのかー。
マザボ購入時は全然気にしていませんでした。

既にNVMe用のスロットはWindowsで使用済なので、以下のストレージを購入しました。

  • , WD BLUE 3D NAND SATA SSD M.2 2280

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ストレージ追加後の構成は以下のようになります。

項目 メーカ 製品目 備考
マザーボード ASRock B450M STELL LEGEND
CPU AMD Ryzen 5 3600
グラボ msi GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC
メモリ crucial 16GB
SSD crucial NVMe, 500GB, Windows10用
HDD SEAGATE SATA3, 2GB, データ用
SSD Western Digital WD BLUE 3D NAND SATA SSD M.2 2280 [new] SATA3, 1TB, Ubuntu + データ用

実際に挿入した様子です(右下)。

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余談になりますが、久しぶりにパソコンの中身を空けると、ファンに埃がたまっていました。
特に何もなければ中身を空けようとも思わないので、定期的にハードの見直しをすると、掃除をするいい機会になるかもなーて思ったり。

インストール用メディアを用意する

今時はUSBメモリをインストール用メディアとして使えるみたいです!
専用DVDを用意するものと思っていたので、楽でいいですね。
中身が消えてもいいUSBメモリを用意して、Universal USB InstallerというソフトでUbuntuのイメージを書き込みます。
具体的な手順は、以下の記事を参考にしました。

itlogs.net

Ubuntuをインストールする

パソコンにインストール用メディア、インストール先のストレージを接続し、電源を立ち上げます。
基本的には以下ページに従えばオッケーです。

eng-entrance.com

ただし僕の要件にはそぐわない点もあるので、3つほど注意点です。

1つめは、既存のデータを壊さないようにすること。インストール中に誤って既存のデータ(Windows環境など)が壊れてしまうと、ショックのあまり眠りにつけない日々が続いてしまいます。そうならないように、Ubuntuとは無関係のSSDやHDDはマザボから抜いておきます。インストール完了後、再接続します。


2つめは、パーティションを分けること。インストール先のストレージにパーティションを設定しないと、全てUbuntuの専用領域になります。たまにしか使わないUbuntuのために、1TBを割くのはもったいないです。半分程はWindowsUbuntu兼用のデータ領域として使用したいので、僕は以下のようにパーティション分けしました。

番号 フォーマット サイズ 備考
1 NTFS 512GB データ用
2 EXT4 480GB Ubuntu用、ルートディレクト
3 swap 32GB スワップ領域

NTFSWindows用のファイル管理システムです。Ubuntuの標準はEXT4ですが、NTFSも自動で認識してくれました。スワップ領域はよく理解していませんが、一応設定しています。


3つめは、ブートの優先度を設定すること。パソコンの電源を入れたとき、基本的にはWindowsを立ち上げたいので、Ubuntuのインストール後、ブートの優先度を設定します。BIOS画面から設定できるはずです。
ASRockのマザボだと以下のようになります。Boot Option #1にWindowsをインストールしたSSD、Boot Option #2にUbuntuをインストールしたSSDを設定しています。

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以上です。