らんらん技術日記

日々の学習メモに

Bluetooth meshを試してみたい part0

はじめに

2017年7月のこと、Bluetoothがメッシュネットワークをサポートしました。Bluetooth meshです。トポロジーという観点で従来のBluetoothと比較すると、
Bluetoothのコネクション通信が1対1の通信とすれば、
Bluetoothのアドバイタイズ通信(ビーコン)が1対n通信、
Bluetooth meshがm対n通信になります。
詳細は私なんかの説明よりも他の解説記事を参考にしていただくとして・・・
このBluetooth mesh、巷で何かとキーワードに上がっているIoTを支える重要技術になりそうな予感です。あくまで予感です。正直なところ流行るかどうかは怪しい気もしますが、メッシュネットワークの概念は面白いのでどこかで使えそうな、そんな感じです。
ということで私としては非常に注目しているBluetooth mesh、実際に使って試してみたい! 本記事作成の動機は、そんな自分へのモチベーション維持のため、自分のための技術メモのため、といったところです。

開発環境について

Bluetooth meshの開発環境ですが、個人の趣味レベルではあまり良い環境はなさそうです。他ブログ記事を読んでいる感じでは、Bluetoothに関してはESP32は人気があって入手性が良さそう。ただしBluetooth mesh対応はまだβ版の模様。うーん、これは悩ましい・・・。


そんなこんなでネットサーフィンをしていたところ、LairdBL654モジュールを発見しました。Lairdの説明によればBluetooth meshに対応しているようですし、まずは合格といったところです。そして何より注目したいのが、BL654にはUSBドングル版が存在するのです! 基盤むき出しでいろいろ評価するのは嫌だと思っていたし、パソコン(例えばラズパイ)と簡単に繋がりそうな感じがしますし、個人的にはジュストミートなモジュールを見つけました。早速Digikeyで購入です!(残念ながら、秋月電子とかでは入手できません。。。)
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3台で1万円になります。痛い出費です。。。なぜ3台なのかというと、Lairdの説明に最低でも3台用意しろ、て記載があったからです。できれば5台あった方がいいらしいです。それ以上の理由は知りません。

ちなみに、BL654はちゃんと技適マークも取得済みです。実は一番重要なところです
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さてハードウエアが届いたところで、Bluetooth meshを動かす話に入ります。LairdのHPには、BL654でBluetooth meshを動かすアプリケーションノートが公開されているので、それに従うことになります。

ここで一つ問題が。

実はアプリケーションノートの指示は、BL654の評価キットを3台用意しろ、ということなんですね。私が購入したUSBドングルとは別製品になります。まぁそうはいってもBL654という点は一緒だし、なんとかなるんじゃないかと思っています。評価キットを3台も購入したくないし、USBドングルのがスマートだし。

というわけで今回の記事は終わり。次回はとりあえずBL654を動かしてみたいと思います。