自宅PCにUbuntuを導入してみました
夏休み前、今年の夏休みはいろいろ開発するぞーて誓いを立てました。
そしてほぼ何もしないまま、夏休み最後を迎えました。
ダメエンジニアとしてのテンプレというやつですw
そうはいっても、このまま何もしないのもあれなので・・・
自宅PCにUbuntuを導入してみました!
きっかけとしては、なんだかんだでLinuxがあると勉強や開発が捗りそうと思ったからです。
チュートリアルでLinuxによる方法を紹介しているのに、
わざわざWindows流の方法を調べるのも馬鹿らしいというか。
Ubuntuを選んだ理由は、大学時代の後輩の影響ですw
以下、備忘録として残しておきます。
Ubuntu導入の要件
はじめにUbuntuを導入するにあたっての個人的な要件です。
- 今持っているパソコンで動くこと
- Windowsとのデュアルブートに対応すること
- Ubuntu用に専用ストレージを用意すること
- Ubuntu用に用意したストレージの一部を、汎用のデータストレージにできること
要約すると、Ubuntuのためにコストをかけたくない、ということです。
僕は基本的にWindowsを使っているので、Ubuntuはたまに起動すればいいかなって感じです。
ストレージを新規購入するのは、今あるデータが壊れると嫌だからです。
本当は今あるストレージの一部をUbuntuに割当てられるといいのですが。
ストレージの購入は仕方ないので、ついでにデータ容量も拡張しておくか、といった目論見になります。
ストレージを用意する
まずUbuntuのインストール先のストレージについて検討します。
Ubuntuのサイズは10GB程なので、今時のHDD/SSDであれば十分事足りると思います。
僕のパソコンでは、Ubuntu導入前は以下のハードウエア構成になっていました。
項目 | メーカ | 製品目 | 備考 |
---|---|---|---|
マザーボード | ASRock | B450M STELL LEGEND | |
CPU | AMD | Ryzen 5 3600 | |
グラボ | msi | GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC | |
メモリ | crucial | 16GB | |
SSD | crucial | NVMe, 500GB, Windows10用 | |
HDD | SEAGATE | SATA3, 2GB, データ用 |
ここにNVMe対応のSSDを追加したいところですが・・・
マザボ「B450M STELL LEGEND」に搭載している2つのM.2用スロットのうち、
一方はNVMeに対応していますが、
他方はSATA3に対応しているようです。
こんな落とし穴があるのかー。
マザボ購入時は全然気にしていませんでした。
既にNVMe用のスロットはWindowsで使用済なので、以下のストレージを購入しました。
ストレージ追加後の構成は以下のようになります。
項目 | メーカ | 製品目 | 備考 |
---|---|---|---|
マザーボード | ASRock | B450M STELL LEGEND | |
CPU | AMD | Ryzen 5 3600 | |
グラボ | msi | GeForce GTX 1650 AERO ITX 4G OC | |
メモリ | crucial | 16GB | |
SSD | crucial | NVMe, 500GB, Windows10用 | |
HDD | SEAGATE | SATA3, 2GB, データ用 | |
SSD | Western Digital | WD BLUE 3D NAND SATA SSD M.2 2280 | [new] SATA3, 1TB, Ubuntu + データ用 |
実際に挿入した様子です(右下)。
余談になりますが、久しぶりにパソコンの中身を空けると、ファンに埃がたまっていました。
特に何もなければ中身を空けようとも思わないので、定期的にハードの見直しをすると、掃除をするいい機会になるかもなーて思ったり。
インストール用メディアを用意する
今時はUSBメモリをインストール用メディアとして使えるみたいです!
専用DVDを用意するものと思っていたので、楽でいいですね。
中身が消えてもいいUSBメモリを用意して、Universal USB InstallerというソフトでUbuntuのイメージを書き込みます。
具体的な手順は、以下の記事を参考にしました。
Ubuntuをインストールする
パソコンにインストール用メディア、インストール先のストレージを接続し、電源を立ち上げます。
基本的には以下ページに従えばオッケーです。
ただし僕の要件にはそぐわない点もあるので、3つほど注意点です。
1つめは、既存のデータを壊さないようにすること。インストール中に誤って既存のデータ(Windows環境など)が壊れてしまうと、ショックのあまり眠りにつけない日々が続いてしまいます。そうならないように、Ubuntuとは無関係のSSDやHDDはマザボから抜いておきます。インストール完了後、再接続します。
2つめは、パーティションを分けること。インストール先のストレージにパーティションを設定しないと、全てUbuntuの専用領域になります。たまにしか使わないUbuntuのために、1TBを割くのはもったいないです。半分程はWindowsとUbuntu兼用のデータ領域として使用したいので、僕は以下のようにパーティション分けしました。
番号 | フォーマット | サイズ | 備考 |
---|---|---|---|
1 | NTFS | 512GB | データ用 |
2 | EXT4 | 480GB | Ubuntu用、ルートディレクトリ |
3 | swap | 32GB | スワップ領域 |
NTFSはWindows用のファイル管理システムです。Ubuntuの標準はEXT4ですが、NTFSも自動で認識してくれました。スワップ領域はよく理解していませんが、一応設定しています。
3つめは、ブートの優先度を設定すること。パソコンの電源を入れたとき、基本的にはWindowsを立ち上げたいので、Ubuntuのインストール後、ブートの優先度を設定します。BIOS画面から設定できるはずです。
ASRockのマザボだと以下のようになります。Boot Option #1にWindowsをインストールしたSSD、Boot Option #2にUbuntuをインストールしたSSDを設定しています。
以上です。